haru7716の旅だより

主に旅日記です(車中泊・登山)今後色々カテゴリを増やす予定です

会社を辞めてからすること

会社を辞めてからも

することが沢山あるので

お話をします。

 

下記ブログの続きになります。

haru7716.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

有給休暇消化も終わり

完全に会社を退職した後に

必ずやらなければならないことがあります。

 

会社を辞めた翌日に再就職先で働き始めた場合

(空白期間が無い場合)

については、特にすることも無いので割愛します。

 

 

健康保険の切り替えは忘れずに

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会社を辞めた=社会健康保険の資格喪失

と言うことになります。

 

さあ、どうするか。

社会健康保険は退職日翌日から

問答無用で資格喪失になるので

何もしないと無保険状態になります。

 

万が一、退職日翌日に大けがをした

病気をしたなどで病院に行けば

無保険のため全額自己負担です。

 

そこで、通常は国民健康保険に入るのですが

ここで注意が必要になります。

あなたのサラリーマン時代の収入を確認しましょう。

健康保険は前年の収入から計算されます。

 

私の場合ですが、サラリーマン時代に

納めていた社会健康保険料は

辞める年の保険料で、毎月約28,000円でした。

これは会社も毎月約半分の28,000円を納めているので

実際の社会保険料は毎月約56,000円になります。

 

さあ私の場合、この保険料が国民健康保険になると

いくらになるでしょうか?

 

年間約650,000円・・・

月額約54,000円です。

驚きですよね!!

 

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簡単に言えば、約倍額になると言うことです。

何故倍額になるかと言うと

国民健康保険は全て自己負担だからです。

先ほど書きましたが、社会健康保険の場合

会社が半分負担しています。

なので社会健康保険の総額と比べれば

そんなに差は無いのですが

現実にこの金額を無職になった人間に

払えと言うのは無理な話ですよね。

 

そこで、社会健康保険は救済策として

「任意継続」と言う制度があります。

これは、2年間は会社を辞めても

再就職しない限りは加入を認めましょう

と言うことなのです。

 

何故2年間なのか?

健康保険料は前年の収入を基に計算します。

そして健康保険料は毎年7月に決定されます。

例えば2019年11月に辞めたとすれば

国民健康保険は2018年のサラリーマン収入から

計算します。

社会保険は正確にはその年の4.5.6月の3か月で計算)

つまり2019年12月~2020年6月までは

2018年の収入から計算され

2020年7月~2021年6月までは

2019年の収入から計算されます。

 

おわかりでしょうか!

サラリーマンで高い給料をもらっていた場合

2019年11月までの収入が2021年6月までの

健康保険料に反映されるんです。

 

これって怖いですよね~

だから2年間は任意継続が出来るようになっています。

 

では、任意継続となにか?

 

会社を辞めても個人の資格で

社会健康保険組合に加入できる制度です。

そして最大のメリットは

国民健康保険より安い事!

 

社会健康保険でも会社に在籍していないので

会社が半分は出してくれません。

では、全額負担なのか?

 

答えは全額負担です。

しかし、負担額の上限が国民健康保険より低いのです。

 

収入によって変わる保険料ですが

40歳~65歳までの介護保険料込みだと

国民健康保険料の上限額が96万円

社会保険料任意継続上限額が43万円

 

国民健康保険は収入があればあるほど高くなる

社会健康保険は収入があっても天井が低い

 

私の場合、国民健康保険にすると

毎月約56,000円でしたが

任意継続にしたことで、毎月36,000円です。

 

年間で240,000円もお得になります。

これ、知らない人いると思います。

 

一概に任意継続がお得とは言えない場合もあり

任意継続には各社会保険組合での加入条件があるので

ご自身で、国民健康保険なのか

任意継続なのか、どちらがお得なのか調べてください。

 

そして

退職した次の日には

健康保険・厚生年金脱退証明書を持って

国民健康保険にする場合は市区町村役場へ

任意継続する場合は、社会保険組合のある事務所へ

行き、速やかに手続きをしましょう。

 

 

 

厚生年金から国民年金

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厚生年金は退職日と同時に徴収されなくなりますが

そのまま放っておくと年金不払いで督促が来ます。

そうならないように、国民年金に加入しましょう。

 

厚生年金は収入に応じて納付額が変動しますが

国民年金は一律毎月16,540円です。

 

私はサラリーマン時代、厚生年金は

毎月約40,000円納めてました。

これはかなりお得???

なんてことはありません。

納付額が安くなった分、貰える額も安くなるのです。

 

まあ、将来の年金の話は貰えるか貰えないかなんて

わからない事なので、ここで損得勘定はしませんが

一応、国の制度なので手続きをします。

 

これは市区町村役場に行って、

健康保険・厚生年金脱退証明書を持って

「会社辞めたので国民年金の手続きをお願いします」

と言えば、手続きをしてくれます。

 

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渡された書類に必要事項を書き込めば

後日、自宅に振込用紙と口座振替用紙が

郵送されてくるので

振込にするか口座振替にするかすれば良いだけです。

 

 

 

失業保険は貰いましょう

まだまだやることはあります。

次はハローワークへ行きましょう。

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せっかくなので失業保険を貰いましょう!

何もしなくても失業保険が貰える訳ではありません。

もちろん手続きが必要です。

 

まずは離職票雇用保険被保険者証を持って

ハローワークへ行きます。

窓口で「会社辞めました」と言えば

手続きの準備をしてくれるので

流れ作業のようにするだけです。

 

失業保険については、かなり専門的な知識がいるので

ここでは詳しく書きませんが

手続きの流れだけ説明します。

 

まず、失業の手続きをしたら

1週間後に説明会があるので来るようにと言われます。

この説明会に行かないと、失業保険は貰えません。

約2時間程度、再就職の事とか

職業訓練の事とかの話です。

 

会社都合退職やパワハラ退職などの場合

すぐに失業保険が給付されます。

 

自己都合退職の場合は

失業保険は3か月後に給付開始ですが

2~3週間後に初回認定日が来ます。

失業保険がまだ貰えないからと言って

初回認定日をバックレるなんて事は

絶対にしてはいけません。

 

この初回認定日は、説明会参加が

求職活動をしたことになるので

問題なく認定を受ける事が出来ます。

 

失業保険給付が始まると

4週間に1回、認定日が来ますので

それまでに、求職活動実績が最低2回は必要になります。

これはハローワークで求職相談だけでも

活動にはなるので、月2回はハローワーク

真面目に求職相談をしましょう。

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この時、かならず求人に応募しなければ

ならない訳ではありません。

日本国憲法第22条に職業選択の自由が認められているので

強制はしてきません。

求職活動はあくまで求職であって就職ではありません。

自分が納得いくまで相談すればいいと思います。

 

こんな感じで過ごしていれば

失業保険が貰えるようになります。

 

給付期間や給付額などは

専門的なwebサイトで確認してください。

 

 

 

確定申告をしよう

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会社を辞めれば、毎月12月にある

年末調整もありません。

 

辞めてから就職や起業をせず

無職の場合、税金が戻ってくる可能性が高いので

絶対に確定申告をしましょう。

 

やり方は簡単です

まず、源泉徴収票と生命保険控除証明書などを用意します。

(住宅控除などはやってないので割愛します)

 

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国税庁のHPに行けば簡単に作成できるようになっています。

こんなページになるので該当する所をポチっとします。

 

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辞めてから特に収入が無ければ

給与・年金の方になります。

失業保険は非課税なので、スルーして大丈夫です。

また、退職金も辞める前に会社で税務処理を

頼んでおけば、ここではスルーで大丈夫です。

普通の会社は、退職金の税務処理をしてくれています。

 

このような画面になるので

数字を入れて行けば勝手に計算してくれます。

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特に難しい事はありません。

年末調整の申請書に毛が生えた程度です。

 

プリントアウトして手書きする事も出来ますが

手書きだと税務署で色々確認されると思うので

できればweb上で処理することをお勧めします。

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web上で処理すると

確定申告書に数字が記載済みの物を

プリントするかイータックスで申告するか聞いてきます。

イータックスは登録とかしないといけないので

最初はプリントアウトしてそのまま税務署に

持って行きましょう。

 

私の場合、税金は還付されました。

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約85,000円の還付金が発生

税務署でも、1分くらい書類を確認して終わりでした。

もっといろいろと突っ込まれると思っていましたが…

 

 

どうでしたか?

会社を辞めてもすることは沢山ありますよね。

会社って、自分では気づかないような

社会の仕組みで必要な事もやってくれているんです。

 

サラリーマンは自由を失っている分

面倒なことから解放されているんだと

辞めてから思いました。

 

それでも私は自由が欲しかったのです!

 

カッコよく最後をまとめたところで

終わりにします。